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ライク・ア・ロード・ムービー 夏の果てまで ライク・ア・ロード・ムービー 連れてっておくれよ [テレビ・映画]

映画「サマーウォーズ」ネタバレ有り感想

3日前に観た映画の内容をどこまで思い出せるか、いささか不安ではありますが、感想を。
※完全に信者目線の感想です。褒めることしか書いてません。我ながら気持ち悪いです。
※ネタバレ無し感想も書こうと思ったけど、めんどくなったのでやめました。
※ここから下十行ぐらいは前置きです。読み飛ばしても、まるで問題ないです。
今更言うまでもないですが、俺は「時かけ」にドハマりしていました。
DVDも買いました。ブルーレイも買い足そうかと思っているぐらいです。
そして、その「時かけ」の監督・スタッフによる新作映画。
期待しないわけがありません。
しかしぶっちゃけて言うと、
「テレビ局とか大々的にスポンサー付いたけど、日和った内容になったりしないだろうな・・・」
だの、
「ヱヴァ破すごすぎ・・・サマーウォーズが陰に隠れちゃったらどうしよう・・・」
だの、せんでもええようなくだらない不安を抱いていたわけです。
しかし、そこは細田監督。
そんなしょうもない不安はアッサリと裏切ってくれました。
それどころか、予想も遥かに裏切ってくれた。
まさか、まさか、まさか!!あんなに「熱い」映画だとは思わなかった!!
興奮・悲しみ・喜び・感動・憤り・切なさ・笑い・怒り・驚愕・萌え・・・
とかく、多種多様なる感情を以って楽しむことができる映画だった。
メインになるキャラそれぞれにちゃんと見せ場があって、みんなかっこよすぎる。
健二も、夏希先輩も、キングカズマも、そして何より、誰より、栄おばあちゃんが!!
万助おじさんもかっこよかったな。
老年・中年がかっこいい作品は、良い作品だと俺は思う。
この映画では、さまざまな「対比」が演出されている。
仮想空間と、大家族。
デジタルと、アナログ。
静と、動。
若さと、老い。
笑いと、悲しみ。
死と、誕生。
だが、これらのものは、決して相反するものでなく、同じ一本の軸の上にあるのだ、という意図を感じられた。
例えば、ラブマシーンによって引き起こされた災害によって、日本各地の陣内家の人々が右往左往するシーン。
どれほど災害が甚大であるのか、陣内家の家系がどれほど巨大なのか、さらにはこの二者が無関係でなく繋がっているのだということを、一気に表現している、うまいシナリオだなと思った。
さらに、細田監督の演出の最大の武器は「静寂」だと思う。
栄おばあちゃんが亡くなったあとの、陣内家。
広々とした居間にいる人々の様子が、スクロールで映し出される。
どこまでも広がる夏空に対して、人々はほぼ影で表現される。
そして、静寂を打ち破る夏希先輩の涙。
家中に漂う言い知れぬ喪失感が、すべてそこに詰まっているように感じた。
ラスト近くで、「この事件による死亡者は報告されていません」というニュースが流れたのも、どうにもならない憤りを感じた。
ていうか、テレビCMとか予告編とかで、栄おばあちゃんが薙刀振り回してるシーンがあったが、あれを見て、おばあちゃんがリアルでの敵と無双するシーンがあるのかとばっかり思い込んでいたw
だが、本編では亡くなられてしまうなんて、予想だにしなかった。
栄おばあちゃんは、向かってくる敵や脅威に対しては、何もしていない。
ただ、家族や健二、日本中の人々を励ましただけ。
でも、それがかっこいい。
励ました相手が、立ち向かえる力を持っていると信じているから。
「あんたなら、できるよ。」
この言葉にすべてが集約されているだろう。
だって、最終的にはそれですべてがうまくいったのだから。
信じる、といえば、夏希先輩とラブマシーンの花札対決も忘れてはならないだろう。
世界中の人々が夏希先輩にアカウントを預けたシーンで、危うく涙が零れそうになったw
これこそが、監督自身も言っていた「ネットの繋がりのいいところ」だろうなあ。
あと、泣きそうになったと言いながら自ら茶化すようなことを言うが、このシーンでこの台詞を思い出したw
先輩「みんな、オラに元気を分けてくれ!」
壮大な陣内家の建物をぶち壊しながら、巨大なスパコンや漁船が搬入されるシーンは、まさに映画ならではのギャグだなあと思った。これを映画館で笑わずして、どこで笑うんだとw
壮大といえば、OZの仮想世界イメージも物凄かった。
ラブマシーンを閉じ込めた後、OZのイメージが武家屋敷風に変わってゆくエフェクトには鳥肌が立った。
最初のほうで町中の水道から水が溢れ出る様子を描いておき、そしてこのシーンでラブマシーンを水攻めにするという演出も面白かった。目には目を、水には水を。
数多のOZのアバターが、それぞれ自分勝手に動いてるように動かしてるのも凄い。
これは、大家族の人々が一つの部屋に集合しているシーンでも同じことが言える。
見せたいキャラクター以外は止め絵にすることがやはり一般的だが、その辺の労力を惜しまないのも、流石細田監督といったところか。
この映画を観ていると、斬新な部分が目に付くことが多かろうが、しかし、やっていることは非常に王道だ。
強大な敵に、古来の戦法を以って立ち向かう。
一難去って、また一難。
むしろ、否、だからこそ、燃える。
王道は、面白いからこそ王道なのだ。
彼氏のフリ・・・が、最後には本当に好きになってしまう。
これもまた王道だなwwwwwwwwwww
漫画版とか、外伝でいいから、その後の二人のラヴコメが見たいわぁ。
・・・最後に一つ、しょうもない萌え話。
キングカズマはどう考えても男の娘だよね!?だって声可愛すぎるもん!!
・・・
どうもすいませんでした。
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